コラム6-救急救命

 まず、前回の答えあわせから、坂井市ホームぺージの洪水土砂ハザードマップ(https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/kensetsu/bosai-bohan/bosai/map/kozui.html)
によれば、洪水発生時には、春江小学校周辺は50㎝未満ですが浸水が予測されています。また、春江町ほぼ全域の浸水が予測されていて、校区内でも1m以上の浸水が予測されている場所もあります。一度ハザードマップの確認をしてみるといいですね。マップを見ながら高台や丈夫な建物などの避難先も考えておきましょう。

 台風や大雨で、洪水が予測されている場合、気象情報に注意し、避難情報が出た場合は、速やかに避難してください。早めの避難、明るい時間での避難が鉄則です。
 避難の際は、雨具や避難用具は手に持たず、避難用具はリュックにいれ、レインコートなどを着て、杖のような丈夫な棒も持って避難します。また、雨靴やサンダルでの歩行は危険です。スニーカーで避難するようにし、冠水している箇所は棒で足元を確認しながら歩くようにしましょう。洪水時の避難は、水の抵抗が大きく歩くのが困難です。春江小学校区は洪水に弱い地区だという事を忘れないでください。

 さて、夏はプールや水辺で遊ぶ機会が増えますね。残念ながら毎年、水辺の事故が発生しています。私たちは、いつどこで、ケガや病気に襲われるかわかりません。ですから病院に行くまでに応急手当をすることや、心臓や呼吸が止まった人に対する救命処置の方法を学ぶことはとても大事なことです。3年生の御家族の方や、PTA施設委員の方には、心肺蘇生やAEDの使い方を中心に、救急救命の方法を学んでいただきました。夏休みのプール監視のための準備です。

 人間の脳は、大量に酸素を必要とします。ですから心臓が止まると15秒以内に意識がなくなり、約3~4分で回復が困難になり脳に障害が残ってしまいます。もし心臓がけいれんし血液を流すことが出来なくない状態(心室細動)になってしまった場合、心肺蘇生によって脳に血液を送り続けることや、AEDを使い心臓に電気ショックを与え、心臓の動きを元に戻すことが大切なのです。
 救急救命はなるべく早く実施することが、患者の生存率を高めます。町で急患の方を見つけた場合、まず付近の方に手助けを求め、消防署に連絡を取ってもらい、速やかに救急救命が必要な場合は、救命作業に取り掛かり救急隊員の到着を待ちましょう。勇気の必要なことですが訓練を行っておくと自信が持てると思います。機会があったら、せひ救急救命講習を受けてみてください。

 消防隊員は、救急活動だけでなく、火災、災害に備えた様々な機材を用意し、日々災害に対する訓練を行っています。火災を起こさないために各種事業所・店舗・住宅への指導、点検などの仕事も重要な仕事です。消防本部、消防署は近くでは、坂井市役所春江総合支所の敷地内にあります。
 また、坂井市内には消防団員がいて、女性隊員もいます。消防団員はボランティアで、普段から消火・救命などの訓練を行っています。多くの方が災害・火災・救急活動に備えて活動しています。力強いですね。
 夏は、花火やバーベキューなど屋外で火を使う機会が増えてます。火災では人命を含め多くの財産を失います。火事を起こさないよう、火の後始末を確実に行って下さい。また、残念ながら火災の原因で最も多いのは不審火です。家の周りに燃えるものを置かないよう、ご近所に声を掛け合い整理整頓を行うことも防火につながります。

 さて、今回のクイズは、春江小学校のAEDはどこにあるでしょう?また、春江小学校区内には何か所AEDが設置されているでしょうか?

2019年05月29日