コラム10-フェニックス福井

 昨年(2018年)のコラムを転載しています。

 前回の答えあわせから、福井県警察のホームページによれば(http://www.pref.fukui.lg.jp/kenkei/naka9/naka400.html)昨年(2017年)1年間で発生した福井県内の交通事故件数ですが、物損事故で23511件、人身事故で1549件です。死者数は46名、傷者数は1746名もいます。本当に多くの交通事故が発生しています。気を付けたいですね。

 さて、2018年9月29日から10月9日まで、福井県で『福井しあわせ元気国体』が、10月13日から10月15日まで、『全国障害者スポーツ大会』が、開催されました。多くの選手が参加し、福井県は総合成績で一位となる天皇杯、女子総合成績第1位の皇后杯が授与されるなど、素晴らしい成績を上げ大成功のうちに終了しました。多くのボランティアや関係者の働きにより、全国の参加者の思い出になる素晴らしい大会になりましたね。

 福井で開催される国民体育大会は、今から50年前1968年の大会以来2度目です。前回は小さな地方都市での大会は、会場や施設が行き届かないことが多く、足りなところはまごころで補おうと県民総出で取り組み『親切国体』と呼ばれました。
 よく、スポーツなどで福井県人のあきらめない強い気持ちを、不死鳥のようだと例えられます。不死鳥とは、伝説上の霊鳥フェニックスのことです。形はワシに似て、赤や金の翼を持っています。死期が来ると、みずから燃える火中に入って焼かれ、その灰の中から再生すると言われています。このことからフェニックスの別名は『火の鳥』です。手塚治虫さんの有名な漫画にもなっていますね。戦災・震災・水害・雪害、たび重なる災禍にもめげず、何度も立ち上がった福井県人の努力は、まさに不死鳥(フェニックス)の姿にも似ているからです。福井の選手のみならず、多くの選手の頑張りをみて、選手の強い気持ちを感じたことと思います。

 スポーツほど、人々の感情を喚起するものはないような気がします。試合をする人も観戦する人も、喜び、感動、一体感や、悲しみ、落胆等、様々な思いが沸き上がってきます。そうした感情体験がスポーツ観戦の醍醐味なのかもしれません。

 さて、今回のクイズです。国体では、正式競技、特別競技、公開競技、デモンストレーションスポーツと、たくさんの競技が行われましたが、あわせていくつの競技が開催されたでしょうか?答えは次回。

2019年05月30日